電気学会全国大会講演要旨
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アーチェリーの射形における押し手変動の可視化装置の開発
○宮内 肇・児玉泰史(松江高専)・角田一平(山陰ケーブルビジョン)
アーチェリーには、得点に大きく影響を与える射形という動作が存在する。高得点を出す同じ射形を再現し続ける事を要求されるスポーツである。従来、射形の安定化は、コーチの言葉による指導で繰り返しの練習でなされている。しかし、高専の部活動において、アーチェリー競技に専門性がある顧問(コーチ)が就くことは非常に稀である。そこで筆者らは,工学的手法をアーチェリー競技力向上へ活かすことを提案した。先に、射形構築補助のエイミング装置を開発し,その有効性を確認した。ここから,押し手(左腕)の角度を一定に保つことが重要であると認識した。本研究では、フィジカルコンピューティングを用いて、押し手の軌跡を可視化する装置を開発した。これにより、射手は自分の射形のくせを視覚的に認識できる。