電気学会全国大会講演要旨
1-003
蓄電技術の組織的・横断的活動推進の提言
○木下繁則
現在の電力は、大量の電力貯蔵がないことから”発電所での生産と負荷などの消費が同時・同量であることが求められ”電力潮流制御”など高度な電力制御を行っている。今後は風力発電や太陽光発電など不安定な自然エネルギーによる電気エネルギーの割合が益々増え"電力の同時・同量”の実現が益々難しくなってくる。このため、発電電力と消費電力の差電力を調整する"蓄電システム”が必要となり、今後の電気エネルギー分野で"蓄電技術は必須で且つ重要な技術となってくると思われる。しかし現状では”蓄電技術”の組織的・横断的な活動について顕在化されていない。ここでは、電気学会での「蓄電技術」の組織的・横断的な活動推進を提言する。具体的にはB部門又はD部門に”蓄電技術委員会”の新設又はF部門(仮称)の新設を提案する。