電気学会全国大会講演要旨
1-006
MPPT制御を考慮したメガソーラの日射量分布に基づいた電力予測法
◎齋藤潤一・劉 康志(千葉大学)
再生可能エネルギーの普及に伴い, 電力の質という観点から, 電力予測は非常に重要な技術である. 中でも, 大規模太陽光発電(メガソーラ)においては, 現在までで天気予報などの情報から電力予測を行う方法として, 実験によるデータを収集・解析し, 統計学的予測や, Newral-Networkを用いた方法などが提唱されてきた. しかし, いずれの方法においても, メガソーラに用いられているデバイスの回路特性やそのトポロジーなどが深く考慮されておらず, 精密な電力予測を行うことは難しい. そこで, 本研究ではこれらの特性等を考慮し, MPPT(最大電力点追従)制御のもと, ある時間断面における日射量に関する度数分布によって, 最大電力を予測する方法を提案する.