電気学会全国大会講演要旨
1-013
ボクセルモデル用表面電荷法による直交異方性誘電体内の電界計算
○濱田昌司(京都大学)
ボクセル壁面を面要素とする表面電荷法によりボクセルモデル内のラプラス場計算を行ってきた。前報では、誘電体内分極電荷分布を模擬できるように小改造を施し、主軸がxy z方向の直交異方性誘電体内の電界計算を行った。なお、この手法は、磁気モーメント法・分極電流モーメント法の一種に位置づけられる。今回、任意方向の直交異方性を取り扱えるように、電荷密度決定手法を改造した。 一様電界下の直交異方性誘電体球内電界について、解析解と概ね一致する結果を得たので報告する。