電気学会全国大会講演要旨
1-024
N2/p-キシレン混合ガス中における電流電圧特性の繰り返し測定による変化
○小泉祐介・鈴木 進・伊藤晴雄(千葉工業大学)
著者らは窒素の準安定励起分子が大気汚染物質によりどの程度の衝突脱励起反応速度係数(失活レート)をもっているか調べている。近年,キシレンについて検討しており,失活レートを決定する実験中にキシレンの分解性生物が電極表面に付着し,電流が流れにくくなることを報告した。今回は,キシレンの異性体としてまだ測定していない,p-キシレンの電流電圧特性について報告する。またN2/p-キシレン混合ガス中の放電に晒した試料をオージェ電子分光法(AES)とフーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)によって分析した結果についても報告する。