電気学会全国大会講演要旨
1-031
非線形光学効果と電気光学効果を用いた空間電界測定法の開発
◎田中 僚(長崎総合科学大学)・横山 茂(電力中央研究所)
非線形光学効果と電気光学効果を用いた空間電界測定法を開発した。非線形工学結晶の位相整合条件(結晶の温度、電界、結晶に入射する光の入射角)がそろうと結晶に入射光の第二高調波が発生する。この電界測定法は、位相整合条件の一つである電界の変化を、第二高調波を測定すること知ることができる。これまでの研究では、光学結晶に電極を接触させた状態で電圧を印加して第二高調波の変化を測定していた(電圧測定であった)。本報告では、光学結晶に電極を接触させず、空間電界中に光学結晶を置いて、インパルス電界を印加して、第二高調波の変化を測定ことができた。界測定が可能であることを確かめた。