電気学会全国大会講演要旨
1-032
金属酸化物電極による放電特性の研究
江原由泰・◎廣岡芳記(東京都市大学)
以前の研究では、ゼオライトを材料としたハニカムを2つ連結し、ハニカムの両端に直流高電圧を印加することで、ハニカム間に設けたギャップ中で放電が発生することを確認した。本研究ではこの放電特性を解析することを目的とし、金属酸化物で作成した平行平板電極を用い、その放電特性を検討した。 電極の母材としては二酸化チタンを用い0.1%-0.5% 量のニオブを添加した平板を焼結し、これを電極とした。2枚の平板電極を垂直に配置し、スペーサにより1.5mmのギャップを設け、ギャップ中で放電を発生させた。また、絶縁抵抗計を用い、金属酸化物電極の体積抵抗と表面抵抗を測定した。 各条件で作成した電極の放電特性を測定し、安定した放電が得られる条件も検討した。