電気学会全国大会講演要旨
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プラズマアクチュエータにおける放電パラメータと気流の関係
◎高木一裕・白井直機・内田 諭・杤久保文嘉(首都大学東京)
近年、気流の制御方法として、誘電体バリア放電を用いたプラズマアクチュエータが注目されている。このプラズマアクチュエータでは、比較的に強い墳流を発生できることから、翼表面の気流剥離制御へ応用が期待され、効率良く墳流を発生させる研究が多くされている。しかし、詳細なプラズマによる墳流発生の原理は分かっていない。 プラズマアクチュエータによる墳流の速度測定を行った結果、時関経過と共に風速の低下が発生したが、これらの結果は放電によって発生する熱の影響が疑われる。そこで、本研究では、プラズマアクチュエータでの墳流の速度変化を測定するとともに、放電部付近の誘電体の温度変化をサーモグラフィを用いて測定し、それらの関係の調査を行った。