電気学会全国大会講演要旨
1-039
液中バブル内パルス放電現象の観測と脱色効果
◎下川龍太郎・富樫達也・田中のぞみ・安藤 晃(東北大学)・高木浩一(岩手大学)
人や環境への負荷が少ないことから液中でのプラズマ放電を用いた水質改善に関する研究が近年盛んにおこなわれている。 本研究では高効率な水処理を行うことを目的として、立ち上がりがナノ秒オーダーの高電圧パルス回路を用いて気液混相中にプラズマを発生させている。 水処理の効果を測定するために青色溶液であるインジゴカルミンを使用した脱色実験の測定をおこなった。 高効率な水処理をするために水処理リアクターのガスが通過する穴の径や数、ガス流量を変化させたときの放電特性と脱色効果の測定をおこなった結果、穴の径に関係なく、脱色はガス流量に対して増加する傾向が得られた。これは、気泡の拡散効果が強く出たためだと思われる。