現在，水質浄化への利用としてオゾン以上の酸化力を持つOHラジカルが期待されている(1)。OHラジカルの有効的な生成として水面上放電が挙げられるが，現在では不明な点が多いとされている。本研究では，針対水面ギャップ間で放電した際の発光スペクトルの解析を行うことで水面上放電の特性を調べた。その結果，針－水面間の放電より電圧の低下による発光の低下，針付近ではN2の発光が支配的であることが観測された。