電気学会全国大会講演要旨
1-054
電気集じん装置によるディーゼル排ガス中の固形粒子と油分の除去性能
◎川上一美(富士電機)・瑞慶覧章朝(神奈川工科大学)・安本浩二(富士電機)・江原由泰・山本俊明(東京都市大学)
船舶からの排ガスによる大気汚染が問題となっている。このため1997年に「MARPOR条約」が採択,2005年に発効された。さらに規制内容を見直したものが2010年に発効され船舶からの排ガス規制が本格化されている。 本研究では,ディーゼルエンジンからの高温排ガスを電気集じん装置(ESP)で処理した場合の固形粒子と油分の集じん性能を確認することを目的とし実験を行った。その結果,排ガス中の固形粒子に対するESPの除去性能は高いことが示された.