電気学会全国大会講演要旨
1-064
液体電極を用いた大気圧グロー放電による電解反応と応用
◎白井直機・柴崎翔悟・安藤佑次郎・内田 諭・杤久保文嘉(首都大学東京)
水中、水面、噴霧雰囲気等の液体の介在した大気圧プラズマが、材料プロセス、水処理、分析技術等への応用研究として注目されている。著者らはこれまでに電解質溶液を電極とした大気圧マイクロプラズマに着目し、微細なヘリウムガス流を用いた安定な生成法、制御法について検討してきた。また近年、液体電極放電の応用の一つとして、プラズマ-液体界面で液中の金属イオンをプラズマからの電子により還元させてナノ粒子を生成する方法が報告されている。本研究ではこれまでに用いた安定なマイクロプラズマ生成法を基に、液体中での電解反応並びにナノ粒子生成への応用について実験的に検討する。