電気学会全国大会講演要旨
1-065
ハニカム放電装置を用いたトルエンの分解
◎島村和樹・江原由泰(東京都市大学)・大矢康裕・岩田昌之(山武)
浮遊粒子状物質及び光化学オキシダントは人や環境への影響が懸念され、この原因物質の一つとして揮発性有機化合物(VOC)がある。このVOC処理方法において非熱平衡プラズマは低流量で、広い範囲のVOC処理に適用できることが報告されている。以前の研究から電極間に二枚のハニカム材料を挿入し、電極間に高電圧を印加することでハニカム間のギャップで放電が発生することが確認されている。またこの時、湿度が高くなるほど放電特性が向上することも確認されている。本研究ではハニカム型リアクタでトルエン分解を行い、トルエン分解プロセスの検討を行なった。