電気学会全国大会講演要旨
1-070
水上直流コロナ放電を用いた水溶液殺菌処理
◎後藤祐希・長井勇輝・岩本城治・今西亮平・見市知昭(大阪工業大学)
本研究では、針対平板電極を用いて水上直流コロナ放電を発生させ、液中殺菌を行った。水上に設置された針電極には中空のステンレス細管を用いており、細管先端でコロナ放電が発生する。この放電によって活性種が生成し、また細管先端から液面に向けてコロナ風が生じる。このコロナ風によって生成した活性種は水溶液に供給される。さらに細管内を通り放電領域を通過する形でリアクタ内に酸素ガスを供給している。ガス流量を5、50、300ml/minと変化させて、殺菌を行った結果、流量を低くすることで高い殺菌効果を得られることが確認できた。