電気学会全国大会講演要旨
1-083
空間分解分光測定システムによるN2/SF6ガス中リーダ放電の発光強度分布特性の基礎検討
◎山口裕貴・大塚信也(九州工業大学)
筆者らはSF6ガスを中心に、ガス絶縁媒体における部分放電(PD)現象や絶縁破壊メカニズムを、放電物理の解明や絶縁診断技術への適用の観点から検討している。これまで、時間・空間分解分光測定システムを用いてSF6ガスおよびN2混合ガス中で起きるPD現象を放電物理の解明ならびに絶縁診断技術への適用の観点から電気的・光学的に検討している。本論文では、N2の混合率を0%~10%に変えた時のSF6/N2混合ガスでの空間分光測定を行い、発光像の発光強度分布を各フィルタで算出し、各フィルタで発光強度分布を比較検討した。