電気学会全国大会講演要旨
1-096
アスピレータ型オゾナイザによる脱色特性
○有吉純也・有村拓也・迫田達也(宮崎大学)・中島秀之・貴島純次(旭有機材)
著者らは、アスピレータ型のプラズマ生成装置によるオゾン処理を行うとともに、OHラジカルやH2O2等による促進酸化処理を目指している。今回は同装置によるM・B(メチレンブルー)脱色試験を行いその特性を調べた。脱色は時間の経過と共に進んだが、脱色に使用される消費オゾンは減少することなく増加し続けた。これは、pHが高くなることによってオゾンの自己分解反応が進むためであると考えた。また、反応物が全体の半分ほど残留している時に最も効率が高く、脱色率の低下に伴って脱色効率も低下していることがわかった。