電気学会全国大会講演要旨
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オゾンの熱分解特性
○田口正樹・加藤康弘(メタウォーター)・伊藤晴雄(千葉工業大学)
近年オゾンは上下水道をはじめ、さまざまな分野で適用されており、更なる高濃度化・高効率化が求められている。高純度酸素を用いた研究でオゾン濃度が低下する現象(オゾンゼロ現象)が確認され、その原因として表面の変化が影響されていると報告されている。そこで、放電時に発生する電極表面温度の影響について検討するため、温度によるオゾン分解率の調査をおこなった。その結果、温度が120-160℃付近まではほとんど分解せず、250℃以上でほとんど分解することを確認した。また、材質による比較では、ガラスがSUSに対して分解率が抑制されることも確認された。