電気学会全国大会講演要旨
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レーザ光吸収法によるオゾン濃度測定-594nmにおけるオゾンの光吸収断面積の決定-
◎島田大輝・久米川浩輝・寺西研二・下村直行(徳島大学)・伊藤晴雄(千葉工業大学)
通常、オゾン濃度を測定する場合、低圧水銀ランプ等により254nmで測定した吸光度から決定する紫外線光吸収法が広く用いられるが、オゾンは450〜850nmの可視光領域にもChappuis帯と呼ばれる光吸収断面積のピークが存在する。我々はこれまでに、この可視光領域の光吸収帯を利用することで、LEDを光源としたオゾン濃度測定を行なってきた。本報告では、594nmの半導体励起固体(DPSS)レーザを用いたオゾン濃度測定を行うことを目的として、オゾン濃度と光の透過率の関係を測定し、594nmの吸収断面積を決定した結果を述べる。