電気学会全国大会講演要旨
1-104
大気圧グロー放電における液体または金属陽極上の自己組織化模様
◎速水幸介・白井直機・内田 諭・杤久保文嘉(首都大学東京)
近年大気圧下において、微細ヘリウム流を用いることで安定にプラズマを生成できるようになった。我々はこれまでに液体や金属を陽極電極として直流グロー放電を生成した際、陽極表面に自己組織化された発光が観測されることを実験的に明らかにしてきた。しかし再現性などの詳細は明らかになっていない為、本研究では自己組織化現象において様々なパラメータを変化させた場合の再現性や模様の変化を観測した。またグレイ・スコットモデルを用いた自己組織化シミュレーションを行い、同様な模様が再現できるか検討を行った。