電気学会全国大会講演要旨
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レーザマイクロホンによる低周波音波検出特性
◎神田明典・吉元裕哉・津田紀生・山田 諄(愛知工業大学)
現在、音波検出を行っている一般的なマイクロホンは振動膜が用いられている為、振動膜が振動しない低周波、高周波では検出する事が出来ず、周波数に制限がある。近年では、機器、設備などによる可聴周波数域外の低周波や高周波による人体への影響も問題視されており、このような周波数域の音波の検出も行う必要がある。そこで、振動膜を使用しない半導体レーザの自己結合効果を利用し、音波を直接検出する方法をレーザマイクロホンと名付け、装置を試作し、周波数特性の測定を行った。今回は主に低周波音波検出についての周波数特性と音検出の距離特性を発表する。