電気学会全国大会講演要旨
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光コヒーレンストモグラフィを用いた血栓の検出の基礎的検討
篠田之孝・◎高橋 司・久松篤史・鈴木康方(日本大学)
著者らは光を利用した血液中の血栓の非侵襲性なモニタリングを企図している。本文は光源に波長1.3μm領域を高速に波長掃引する波長可変レーザーを用いた光コヒーレンストモグラフィ(Swept Source OCT)の実験を行った結果である。実験は左手薬指の第二関節の表面から血管の方向に対して垂直な方向にスキャンし、血管周辺の時系列の2次元のOCT画像を25fpsで取得した。同時に、左手薬指の先端にはパルスオキシメータを取り付け、脈拍数の検出を行った。本報告は取得した時系列の2次元のOCT画像を用いて時系列の血管の動きを抽出した報告である。