電気学会全国大会講演要旨
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近赤外光レーザプローブの雨滴観測実験
◎辻 淳一・板倉健二郎・牧野智也・津田紀生・山田 諄(愛知工業大学)・民田晴也(名古屋大学)
レーダ降水強度の高精度推定のため、レーダビーム内に存在する降水粒子情報(種別と粒径分布)を知ることが必要である。近年の2偏波降水レーダ(POL)は、降水粒子散乱パラメータを取得でき1)、POLを利用した降水粒子情報の推定技術の開発が進んでいる。この粒子判定技術の検証と改善のため、小型気球により、上空の降水粒子(特に融解層に存在する雪や霙)の直接計測が行える、軽量かつ廉価なプローブを新たに開発する事を目的に研究を行った。