電気学会全国大会講演要旨
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インパルス電源駆動時のUHF法による放射電磁波特性の検討
◎埋金寿壮・芝田拓樹・大塚信也(九州工業大学)
電力機器の絶縁異常診断としてUHF帯(300MHz-3GHz)の放電放射電磁波の検出、いわゆるUHF法による診断が行われている。そのため、測定場所の電磁ノイズ環境の把握は重要となっている。他方、精密測定機器を用いた計測において、インパルス電源駆動時の電磁ノイズの影響は大きいことが知られており、放電放射電磁波の特性について検討を行う必要がある。本研究では、インパルス電源として雷インパルス電源と静電気放電発生器(ESDガン)の各電源において測定を行ったが、ここではESDガンにおける放電放射電磁波を測定し、充電電圧および電源からアンテナまでの距離を変化させたときの放射電磁波測定の検討を行い、その特性を明らかにした。