電気学会全国大会講演要旨
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シート状プラズマジェットの発生と殺菌効果の基礎的検討
○川崎敏之・小石貢司・法華津翔伍・山田智士・若松翔平・調 潤一・坂井美穂(日本文理大学)
大気圧プラズマジェットによる殺菌、ウイルス不活化に関する研究が活発に行われている。ガラス管を用いたプラズマジェットは細部処理には適しているが広範囲処理には適していない。そのため、アレイ化による処理面積の拡大が試みられている。今回、処理面積拡大を目的としたシート状プラズマジェットの発生とその殺菌効果について検討を行ったので報告する。発生器はバリアにガラス板を用い、電極をずらして設置した無声放電の構造をしている。発生器へはHeガスを供給した。その結果、シート状プラズマジェットを発生させることができ、ジェットの伸びはHeガス流量に依存した。また、大腸菌の殺菌に有効であることがわかった。