電気学会全国大会講演要旨
2-003
環境負荷低減を目的としたバイオマスフィラーの電力用エポキシ樹脂への適用検討
◎山下太郎・熊谷美佳・島津洋子・大塚尊裕(東光電気)
近年,地球温暖化防止を目的として,CO2の排出抑制や石油資源の使用量節減につながる活動が様々な分野,業界において積極的に取り組まれている。プラスチック分野ではカーボンニュートラルや脱石油資源依存を目的に,材料そのものが環境負荷低減に貢献するバイオマス資源を利用したプラスチックの開発が盛んに行われている。しかしながら,電力分野で用いられるエポキシ樹脂については,まだそういった取り組みはほとんどなされていない。そこで,材料そのものが環境負荷低減に貢献する電力用エポキシ樹脂の実現を目的として,バイオマスフィラーを充填したエポキシ樹脂の各種特性について評価を行った。