電気学会全国大会講演要旨
2-009
誘電エラストマーにおける絶縁破壊機構の検討
◎草場大地・村上義信・栗本宗明・長尾雅行(豊橋技術科学大学)
誘電エラストマーは非常大きな弾性を持つ高分子材料であり、強い電界を加えると、マクスウェル応力により電界方向に収縮し、電界と垂直な方向には膨張する。この特性を利用して人工筋肉等のアクチュエーターとしての応用が進められており、誘電エラストマーは医療・介護など様々な分野における適用が期待されている。本論文では誘電エラストマーの信頼性の要となる誘電・絶縁特性を把握するため、種々の条件下における絶縁破壊試験及び導電率の測定を行った。