電気学会全国大会講演要旨
2-027
高温下におけるポリイミドの空間電荷測定
◎尾関俊介・布野竜二・村上義信・栗本宗明(豊橋技術科学大学)・福間眞澄(松江工業高等専門学校)・西森才将(日東電工)・長尾雅行(豊橋技術科学大学)
空間電荷分布測定技術の一つであるパルス静電応力(PEA)法は電気電子機器の絶縁材料等の性能・信頼性評価に広く利用されている。筆者らは、高温下における空間電荷挙動を把握するため、250 ℃の高温下においても安定的に空間電荷を測定するシステムを作製した。今回は、作製したシステムを用いて耐熱性樹種の一つであるポリイミドフィルム中の空間電荷を270℃において測定したので報告する。