電気学会全国大会講演要旨
2-041
周波数応答解析によるモータサージ電圧推定
◎木村統公・脇本 亨・高橋芳光(日本自動車部品総合研究所)・鳴海礼斗史(デンソー)・早川直樹(名古屋大学)
電気車両の普及に伴い,インバータサージによるモータコイルの絶縁確保が課題となっている。インバータ出力端の電圧波形からモータ入力端の電圧波形を計算することでコイル間の最大電圧を予測し設計に反映することは大変有用である。本報告では,電圧反射や共振に関わらず,インバータ出力端の電圧波形からモータ入力端の電圧波形を簡易に推定する手法として,ケーブルを伝達する際の周波数応答に着目し,周波数演算からモータ入力端電圧波形を推定した場合の有効性を検証したので報告する。