電気学会全国大会講演要旨
2-050
シリコーンゴムの表面粗さが撥水性消失時間に与える影響
Arif Mohd・○金 理俊・栗本宗明・村上義信・長尾雅行(豊橋技術科学大学)
ポリマーがいし材料の1つであるシリコーンゴムは優れた電気絶縁性能だけでなく、屋外使用の際に有用な高い表面撥水性とその回復現象を有している。しかし、シリコーンゴムの表面粗さが撥水性消失特性に与える影響については十分に検討されていない。現在、CIGRE(国際大電力網会議)では小規模かつ容易に撥水性消失特性を評価できる可能性が高いDynamic Drop Test (DDT) の確立を目指している。本研究ではこの試験法を用いてシリコーンゴムの表面粗さが撥水性消失時間に与える影響を調査した。