電気学会全国大会講演要旨
2-059
水トリー発生・進展におよぼすイオンの影響
◎八幡諒平・植原弘明(関東学院大学)・工藤勝利(明治大学)・坪井雄一・津田敏宏・金川晃夫・吉満哲夫(東芝三菱電機産業システム)
水中や土中で使用される実機ケーブルなどで,長時間を経過しないと発生しない水トリー劣化現象を短時間に再現する手法として,水電極法が多用されている.これまで筆者らは,これら従来水電極法に対して,水トリー発生・進展特性の考察や,機器の最適絶縁設計に,より役立つと思われる新水電極法を提案してきた.そこで本試験手法を用いた試験結果から,水溶液中に含まれるイオンの影響についての一検討結果を述べる.