電気学会全国大会講演要旨
2-092
合成潤滑油のテラヘルツ帯スペクトル
◎小倉竜一・渡邊貴則・松本 聡(芝浦工業大学)・徐 麻由美・中長偉文(MORESCO)
テラヘルツ分光を用いて合成潤滑油の新油と加熱劣化させたものを測定した。測定の結果、加熱により透過率が低下することが観測された。また、250-320cm-1のピークは加熱劣化により高周波へシフトし、ブロードになる傾向が見られた。加熱劣化により、油分子の配向の具合や分子間相互作用に変化が現れていると考えられる。