電気学会全国大会講演要旨
2-115
カーボンナノチューブのアルミニウムナノ構造上への展開及びSi基板上への転写
◎渡邉洋平・浅見慎吾・加藤ひとし・竹村 進・島田和宏・平松友康(関東学院大学)
カーボンナノチューブはナノテク分野の次世代の材料として幅広い分野で期待されている.しかし,金属的および半導体的なCNTを選択的に製造することが困難であること,CNTの特性を生かすための分散技術が複雑である等の点からCNTを産業的に応用するための技術の開発が急務となっている.本研究では,CNTのナノデバイス等への可能性を探るために単層CNT(SWCNT),二層CNT(DWCNT),多層CNT(MWCNT)の分散を行いその分散液をAlナノ構造上へ滴下,展開しCNTのパターンの作製を試み,各測定,解析を行った.Alナノ構造上へ展開したCNTのシリコン基板上への転写によるパターニング(転写技術の開発)も試みた.