電気学会全国大会講演要旨
2-123
中間周波数帯の磁界曝露による遺伝子の損傷評価
○福井健介・遠藤銀郎・宮内啓介・芳賀 昭(東北学院大学)・松木英敏(東北大学)
中間周波数帯の磁界に着目し、それが人体にどのような影響を与えるかをDNAの損傷程度を発光によって検知出来る大腸菌の変異株を用いて、直接その菌に対して磁界を曝露することによって評価する。DNAの損傷をその修復過程において発光タンパク質を生成する変異株を大腸菌に形質転換し、大腸菌に対して磁界曝露を行い、発光強度を測定する。曝露時間が30分の場合は結果の差が大きいが2時間では差が小さく安定した。曝露時間2時間の場合に1.2倍程度の差が現れるがそれは確実に磁界影響とは言い切れない。