電気学会全国大会講演要旨
2-132
二自由度振動アクチュエータを用いた非接地型力覚提示デバイス
◎河野吉紀・平田勝弘・吉元崇倫(大阪大学)
近年,ヴァーチャルリアリティや携帯電子機器への応用を目的として,仮想的な力覚を提示できるデバイスの開発への期待が高まっている.一般には非接地の状態で一方向への連続的な力覚を提示することはできないが,偏加速度を可動子に発生させることで人間の錯覚により力覚を想起させることができる.これを利用して2軸方向への力覚を提示できるデバイスが開発できると期待される.人の知覚特性を利用した力覚提示法を用いて,平面上の任意方向に力覚を提示可能な小型の二自由度リニア振動アクチュエータの開発を目的とする