電気学会全国大会講演要旨
2-140
金属探知のための微小金属片の残留磁気モーメント測定
◎安部昂一・笹田一郎(九州大学)
金属探知は空港の荷物検査所におけるセキュリティーチェック、食品における異物混入検査、建造物における残留磁界の測定など、様々な分野において必要とされている。 強磁性体を金属探知するものでは、金属が着磁器によって磁化され、残留する磁気モーメントを検出コイルが検知する。 検知限界を知るためには、着磁器の強さと残留磁気モーメントの関係を調べることが重要である。そこで本研究では、微小鉄球を対象として、残留磁気モーメントを測定する方法を検討した。