電気学会全国大会講演要旨
2-142
針状磁気プローブによる金属溝内の渦電流探傷
◎堀田恭平・山田外史・上野敏幸(金沢大学)
本研究では,スピンバルブ型巨大児抵抗効果素子が設置された針状磁気プローブを用いて,金属上に存在する溝やホールといった狭空間への走査を実行し,従来のプローブでは探傷が困難とされる傷た欠陥の探傷の検討を目的としている.針状磁気プローブの特徴として,センササイズがナノオーダ・プローブ自身が極細・高感度などの利点があり,狭い空間への走査や微小傷探傷に有効だと考えられる.そこで,本稿では金属上の溝底に対して,微小傷となる欠陥を設け,針状磁気プローブを溝内走査することで探傷の有効性を確認した.