電気学会全国大会講演要旨
3-004
インクジェット飛翔の基礎
◎王 興・松尾一壽(福岡工業大学)
近年、地球を取り巻く環境の悪化から諸技術の再検討が迫られている。その一例として、コーティング分野においては、自動車などに使用されている有機溶剤系材料から水性系材料を使用する方向へと変化を見せている。現在、インクジェット技術においては、飛翔させるインクとしては水性系インクが主流をなしているが、これらに使用されるノズルの内径は極めて微細である。 一方、静電形インクジェットの特徴である一つに比較的、内径の太いノズルが使用可能である。本稿では、水性系材料を適用することを念頭に置いたインクジェット飛翔の極めて基礎的な検討を行ったので報告する。