電気学会全国大会講演要旨
3-007
高ビットエラーレート環境下におけるバーストACK通信方式の提案
○河村拓真・岸根桂路・稲葉博美(滋賀県立大学)
近年では,無線端末の普及と共に高性能無線機器の開発が急速に進められている.あらゆる場所において快適な無線通信が行えることが理想であるが,無線通信は外部環境の影響を受けやすいため,SN比が低くビットエラーレートの高い場所では,通信速度が著しく低下してしまう.そこで今回,高ビットエラーレート環境下において,従来方式よりも通信速度が向上する方式を提案する.提案方式は再送回数を可能な限り少なくする事により,高ビットエラーレート環境下において送信時間の短縮を実現できる.提案方式における送信時間をシュミレーションし,従来の方式と比較したところ,高ビットエラー環境下において,従来の方式よりも送信時間が短くなることが確認できた.