電気学会全国大会講演要旨
3-010
疲労評価のための低レートサンプリングによるRRIの検出
○楠原俊昌・加藤光典・田中伸弥・中村隆夫(岡山大学)・山本尚武(姫路獨協大学)
心電図より得られるRRI(R-R Interval)の変動は,生体の覚醒水準と相関があることが知られており,疲労評価の指標として用いられている。本研究では,(1)測定が被験者の負担とならないように非接触測定を実現するR波測定装置,(2)RRIを低レートサンプリングできるようにRRIに比例した電圧を出力するRRI検出装置を構築し,その有用性を検討した。両装置を使用することで,10 Hz程度の低レートサンプリング下においてもRRIを正確に記録することが可能となり,疲労評価における本法の有用性が示唆された。