家電製品また情報機器をはじめ，我々の生活には組込み技術が広く用いられている．この技術によって，様々な製品また機器が小型化高性能化する一方で，組込み技術者不足の問題が深刻化してきた．これに呼応し，組込み技術に関する各種セミナーや専門職大学院など教育面での整備も進められてきている．この中で，2006年より著者らの所属する香川高専電気情報工学科では，組込み技術に関するカリキュラムを導入することにした．本論文では，組込み技術を用いた創造的センサシステム開発教育の改善を報告する．この開発教育では，PDCAサイクルに基づいた取組みを実施し，3年目のプログラムを構築した．そして，本論文でその実践と成果について報告する．