電気学会全国大会講演要旨
3-017
IC カードと組込み技術を用いた生活支援システムに関する基礎検討
◎網野祐輔・中山仁史(香川高等専門学校)・安部充晃(四国電力)・稲村潤一(コヤマ・システム)
我々の身近にある様々な家電製品また情報機器には,マイクロコンピュータを用いた組込み技術/システムで様々な機能が実現されている[1].ところが,高齢者など情報弱者と呼ばれる方々にとって,家電製品や情報機器などにおけるリモコン操作は複雑であるため,これらの機器を十分に使いこなせているとはいえない.そこで,著者らは組込み技術を用いたIC カードインタフェースを提案した.本研究ではこれを発展させ,既存の電化製品また情報機器等の管理・制御に加え,防災センサシステムを連動させた生活支援システムへと拡張させる.そして,IC カードインタフェースを用いたテレビ操作を実現し,防災センサシステムを連動させた生活支援システムへの拡張が期待できることを確認した.