電気学会全国大会講演要旨
3-021
集団意思決定のためのベクトル類似度としきい値
○宮城隼夫・宮城結衣・姜 東植(琉球大学)
集団意思決定問題において、合意形成は重要な課題であり、いかに意思決定参加者の評価を集約するかについて多くの議論がなされてきた。その中で、基本となるのは各評価ベクトルの類似度に関するものであり、ベクトルの余弦による類似度評価がよく用いられている。また、どこからどこまでを類似と見なすか、すなわちしきい値の評価法についても研究がなされている。本研究では、集団意思決定問題におけるベクトル類似度として、シグモイド関数を応用する評価法を提案し、さらに、評価行列の直交性から類似度のしきい値の与え方についても考察している。