電気学会全国大会講演要旨
3-027
アナログ信号へのデータ埋め込み
◎松野利弘・前田 裕(関西大学)
著作権保護対策として、コンテンツに著作権データを埋め込むあるいは電子透かしとして設定する方法が用いられている。これらの技術を適用することによって、著作権を明らかにすることができ、不正コピーの抑止になる。本研究では、既知データを用いたデータ埋め込み手法を提案する。この手法では、埋め込むデータに既知データを付加することにより、計算負荷の極めて少ない情報埋め込みとその抽出を実現している。音源信号に対するデジタル信号を埋め込みおよび埋め込んだデジタル信号を抽出する手法について説明する。また、具体的な信号に対する結果を示す。