電気学会全国大会講演要旨
3-031
消費電力を考慮した電気自動車のナビゲーション方式の検討
○安部恵介・入江英憲(九州産業大学)
本研究では電力消費量を考慮した電気自動車のナビゲーション方式について検討する。電気自動車では回生エネルギーによる電力の回収という大きな特徴がある。特に道路に高低差がある場合、上りと下りによる影響が大きい。そこで主として道路の高低差に注目して、消費電力を算出し、これを最小化するナビゲーション方式につぃて検討する。なお下り坂では回生エネルギーにより電力が回収、すなわち消費電力がマイナスになる場合があるため,枝の長さが負でも適用できる最短経路アルゴリズムを用いる。従来のダイクストラ法によるナビゲーション方式と提案方式を比較することにより、消費電力を考慮したナビゲーション方式の有効性について検討する。