電気学会全国大会講演要旨
3-058
視覚障がい者支援を目的とした飲料用容器認識に関する研究
◎松下富男・長尾智晴(横浜国立大学)
社会には視覚障がいをもった人々が多く存在し,物体識別や文字認識といった視覚の補助を行うシステムが求められている.そこで視覚障がい者に対しヒアリングを行った結果,視覚補助システムが普段の生活において求められていることがわかった.このため本研究では,携帯機器での利用を視野に入れた,視覚障がい者の生活支援を目的とした飲料用容器認識システムを提案した.本システムでは,カメラを用いて飲料用容器の画像を取得する.取得した画像とあらかじめ登録したラベルでマッチングをし,容器の分類を行う.そして,再取得した画像を用いて賞味期限認識を行う.また,提案システムの性能を評価するために2つの実験を行った.そして実際に利用することで提案システムの有効性を検証した.