電気学会全国大会講演要旨
3-060
既知情報による画像へのデータ埋め込み
◎和田憲兒・前田 裕(関西大学)
近年のコンピュータやスマートフォンなどによるインターネットの普及によって、情報を不正利用から守る必要性が高まっている。 データ埋め込み技術はあるデジタル情報に異なるデジタル情報を埋め込む技術であり、従来の情報セキュリティ技術と合わせて用いることで、より強固にデジタル情報を不正利用から守ることができると期待されている。 本研究では、システム設計者が自由に設定できる情報を目的とする情報とともに埋め込み、その情報を利用して、短い処理時間で高い復元精度を実現する新たな手法を提案し、その手法の有効性について検証した。提案手法は高い情報の復元精度を保ちながら視認の困難な埋め込みを実現できることが確認できた。