電気学会全国大会講演要旨
3-069
高齢者のための安否確認用ぬいぐるみロボットの開発
◎玉田 眸・加藤真嗣(神戸市立工業高等専門学校)
世界的に見て日本では急速に高齢化が進み,2011 年 9 月時点で 65 歳以上の高齢者数は総人口の 23.1 %に達した(1) 。また生活様式が多様化に伴う一人暮らしの高齢者数の増加により,孤独死が顕在化してきた。そのため, 遠方に住む家族などが容易かつ頻繁に安否確認することが防止策の一つとなる。現在,高齢者向けロボットは開発されているが,言語コミュニケーション等の機能を有するため高価なものが多い。そこで,ぬいぐるみにセンサとマイコンを埋め込み,Web ブラウザからセンサ情報を得られる安価なロボットを開発したので報告する。