電気学会全国大会講演要旨
3-088
ネットワーク型省エネ対策用システムの可視化
◎増谷文弥・金崎康成・永田 武(広島工業大学)・中田健司(テンパール工業)・歌谷昌弘(広島国際学院大学)
2011年3月に発生した東日本大震災の影響で電力の供給不足が懸念されており,わが国ではより一層の省エネルギー化が求められている。省エネにおける重要な要素の一つとして「可視化」があげられる。可視化の導入により利用者の省エネ行動が喚起され,電力の削減に繋がり更なる省エネルギー化が見込めると考えられる。 著者らはこれまでに「ネットワーク型省エネ対策用システム」の提案を行ってきた。本研究では,当システムで収集される環境情報の可視化プログラムを開発し,その効果を評価した。 可視化を行うことにより制御内容の把握に加え,過去データを用いた分析,また,利用者の省エネ意識の向上に繋げることが出来た。