電気学会全国大会講演要旨
3-099
日本語連続発話に伴う筋電図の認識
◎津金澤雄介・水谷賢史(東海大学)
筋電図による発話認識システムの開発が盛んに行われている。特に、日本語の認識では、母音の単音認識における研究が報告されている。 しかし、会話は連続発話により成されるものであり、筋電図による発話認識においても連続発話に対応することが求められる。 本研究は、特定用語の連続発話に伴う筋電図を対象に、相関係数を求めた。その結果、連続発声された用語の中で、音節主音の組み合わせの一部が同一な用語の相互相関が強いことがわかった。このことは、筋電図による発話認識は、まず音節主音で大まかに分類し、次に各音節を構成する要素を特定する手法が有効であることを示唆している。