電気学会全国大会講演要旨
3-103
誘電泳動法によるT4ファージの精製
◎坂根優矢・内田 諭・圓城寺隆治(首都大学東京)・岩本崇志(フィルテクノジャパン)・片山浩之(東京大学)
水環境中のウイルスの測定法として、リアルタイムPCR法が挙げられる。 この手法は短時間での検出が可能だが、阻害物質による感度低下などの問題があり、正確な測定にはウイルスの精製が必要である。 これまで筆者らは誘電泳動(Dielectrophoresis:DEP)法に着目し、液体中のウイルスの簡易な精製手法について研究を行ってきた。 本報ではT4ファージを核酸蛍光染色し、高効率で精製が行える実験条件を定性的かつリアルタイムで検討した。